クワイエットルームにようこそレビュー
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クワイエットルームにようこそ
クワイエットルームにようこそを購入された方のレビューです。芥川賞といえば純文学に贈られる賞で、多少、とっつき難い作品も少なくない中、この作品は余り普段から読書しない人でも非常に読みやすいと思う。
無駄が省かれた文章で、どんどん作品に引き込まれていく。
映画もされているようなので、それも観てみたいと思った。
（小説）
いきなり拒絶反応の出てしまう描写があって失敗したなと思ったのですが重い内容の割にスラスラ読めました。
閉鎖病棟の中の話なのに
読んでいてドンヨリ引きずられる訳でもなく時には温かい気持ちになれました。
男性が女性を描いた作品としても上手いなと思います。
多分主人公は著者なんだと感じさせるリアリティがありすぎて気分が沈んでいる時に読まなくて良かったなと思いました。
無駄の無いﾃﾝﾎﾟのいい話の展開は、題材に反して非常に明るいものです。それは、主人公の性格が強くなってゆき、明るく人生の立ち直りを見せる様に、上手くﾏｯﾁしており、読後感の非常に良い作品になっています。
読み終わって、DVDも見たくなってしまうくらい☆
見ました！悪くﾅｲけど本がｵｽｽﾒ！！
芥川賞候補に残った作品ですが、読んでみたら芥川っぽくなくて驚きました。下品な言葉で満ちていますが文章は巧みで松尾スズキさんのマルチな才能に驚きました。精神病院が舞台でも暗さは感じられず、非常にコミカルなタッチで内部の人間模様が描かれています。